今でも「松下幸之助」や「本田宗一郎」が引き合いに出される日本で良いのか?

「あなたが考える名経営者は誰ですか?」

こう質問された時皆様はどなたの名前をあげるでしょうか。

孫正義稲盛和夫ホリエモン

上記の方々以外に、「松下幸之助」「本田宗一郎」「盛田昭夫」などの昭和の大経営者の名前をあげる方も多いのではないでしょうか。

これらの方々の功績は、私のような平凡なサラリーマンがとやかく言うのも憚られるようなとてもとても偉大なことです。私自身、これらの方々の自伝やエピソードを拝見し、考え方や経営理念は、今の時代にも十分通じる、いや今の時代にこそ振り返りたい偉大なものであると感じております。

一方、平成以降の名経営者の例である、「孫 正義」「稲盛和夫」「柳井 正」はいかがでしょうか。もっと、若い方達でいう「三木谷浩史」「前澤友作」「ホリエモン」はいかがでしょうか。成し遂げた偉業度の差・パーソナリティーの好き嫌いというのはもちろんあると思います。ただ、これらの方々は相対的に昭和の大経営者より格下のような扱いを受けているような感じを私は受けています。一部の方々は、メディアにイロモノ扱いされてたりします。(個人的には製造業大国ニッポンの精神がこの論調を加速させている気がします)

恐れ多いながらも、昭和の大経営者の方々は今の大学生や若手ビジネスパーソンの身近なロールモデルになりえるでしょうか。前提条件が今と違い過ぎる、彼らのサクセスストーリーは自分に置き換えて考えられるほど、親近感の沸くものでしょうか。若い方々にとっては、「松下幸之助」「本田宗一郎」「盛田昭夫」の名前は、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の歴史上の偉人に近いのではないかと私は感じます。

人生のロールモデルが見当たらない。なんか人生悶々としてるけど、どうしたら良いかわからない。と悩んでいる方、最近の方の自伝やサクセスストーリーを読まれてみてはいかがでしょうか。置かれている状況が自分と共通な点が比較的多いため、何か新しい気づきを得ることができると思います。