通って感じたアビタスの悪い点

私はU.S.CPA(米国公認会計士)の勉強を始めるにあたり、アビタスを使用していました。そのアビタスの悪かった点は以下3点です。(他の予備校(TACやプロアクティブ)は検討しなかったので、かなり相対的ではなく絶対的な私感での感想になりますので、その点留意いただいてご参考にしていただければと思います)

・ライブ講義とe-learnig講座で質の違いがある

・自習室がいっぱいで使えないことがある

・アビタスが提供するTBS問題における難易度・形式が本番の問題と比べて差異がある

以下にて、一つずつご説明していきたいと思います。但し、前提として、私はアビタスには非常に満足しています。上記も致命的な悪い点というよりも、「全科目合格した人間として改善点を挙げるならば」というスタンスでの意見になります。アビタスが提供するサービスを使い倒せば、問題なく全科目合格できます。

[ライブ講義とe-learnig講座で質の違いがある]

正確に表現すると、「ライブ講義では最新の出題傾向も踏まえた上でメリハリのある講義を行ってくれる一方、e-learning講座では全ての学習内容についてきっちり細かく説明する授業」という違いがあります。ライブ講義では、(担当の講師や講義にもよりますが)講義で扱うテーマの重要度や試験で狙われやすいポイントを説明してくれます。また、講義もメリハリがあります。難しいポイントや試験で狙われやすいポイントは時間をかけて、時には講師独自の説明も付け加えて噛み砕いて授業をしてくれます。一方、e-learning講座はテキストに書いてあることを無難に解説してくれる進め方になります。イメージとしては、ライブ講義が参考書であり、e-learning講座が教科書みたいな感じです。

個人の好き嫌いもあるかと思いますが、個人的にはライブ講義の方が好きだったので、そちらメインに受講していたのですが、ライブ講義はセメスター制で進行しており、それぞれの講義は同一セメスター内の週末1回しか受講するチャンスがありません。(土曜日・日曜日に新宿校・八重洲校のどちらかで1回づつ開催。そのため、同一セメスターでは最大2回、特定の講師の講義は同一セメスターで1回のみ) そのため、何かの事情で週末用事が入ってしまった場合、その講義を受講できるチャンスは、3・4ヶ月後になってしまいます。まぁ、その回だけe-learning講座を受けて、どうしても受けたければ次回セメスターの時に受ければ良いのですが、ライブ講義に慣れている状況で、e-learning講座を受けると「冗長だなー」と感じてしまいました。

e-learning講座でも問題ないといえば問題ないのですが、個人的には差を感じて、学習をスムーズに進めるという点においてマイナスポイントでした。

[自習室がいっぱいで使えないことがある]

良い点でも書いた自習室ですが、2019年半ば頃からとても混むようになり、八重洲校は平日の夜は19時半くらいに行ったらいっぱいで利用できず、土日祝は新宿校・八重洲校とも利用者が多く4時間が最大(土日祝の利用の際は、4時間を超えて使用している場合に満室になり、他に利用したい人がくると席を譲らなければいけないルールです)という日が多くなりました。まぁ、平日も新宿校は空いてたり、土日祝も午前や夜の時間帯は空いてたり(昼間〜夕方の時間が混雑)するので、うまくズラせばなんの問題もないのですが、いちいち考えるのもめんどくさかったのでマイナスポイントです。まぁ、それだけアビタスが人気で受講生が多いってことの裏返しでもあるのですが、、、

[アビタスが提供するTBS問題における難易度・形式が本番の問題と比べて差異がある]

アビタスのTBS問題は、科目問わず、結構MC問題の寄せ集めみたいな問題が多いです。詳しくいうと、Exibitタブという追加の資料を読みながら回答する問題ではなく、単語の意味を答えさせる一問一答形式やMC問題レベルの計算問題が複数組み合わさって、分量は多いけど、単純に上から問題説いていくだけだったり、いづれにしてもExibitタブにある追加資料を読まないで、回答する問題です。しかし、私が本番の試験を受けた感想でいうと、いづれの科目でもこのような「MC問題を組み合わせたような、Exibitタブを参照せずに解くTBS問題」というのは一問も出題されませんでした。最低でもExibitタブ一つはあって、追加の資料を読んだ上で、回答する問題しか出ませんでした。但し、Exibitタブがあって、追加の資料を読む形式の問題=難しい問題ではありません。例えば、FARだと、ExibitタブにPL項目がずらっと並んでいて、TBS問題本体では、「Gross Profit ratio は?」「Operating Incomeは?」「EBITは?」というような感じで、Exibitタブにある項目を見つけて足し算・引き算すれば瞬殺できる、下手なMC問題よりも簡単な問題も出てきます。

というところはあるのですが、アビタスのTBS問題を含む教材をやり込めば、いづれにせよ本試験には対応できますし、十分合格点も取れます。私の点数は↓ですし、出題形式の違うアビタスのTBS問題を解く=本試験のTBS問題に対応できない、ということではありません。

ただ、試験本番では、全問ExibitタブがついたTBS問題を解くことになり、普段の演習形式と違って、本番中に面食らうことは事実だった(脳が疲れてきた試験後半に、「あー、そろそろ一問一答形式の楽な問題出ないかなー」と期待するが、見事に裏切られる。笑)ので、そこがマイナスポイントでした。

アビタスを検討されている方は、ご連絡いただければ、アビタス入学金(10,000円+税)OFFになるクーポンを差し上げますので、お気軽にご連絡ください。